昨日は秋田先生と「インコ」でお茶をしました。
「インコ」は蓋つきの灰皿が優しいカフエで、 ”蓋つきの灰皿”は白くてころんとまるくて平べったくて、カルメ焼きかボンボニェールを思わせました。 白くて若さと気概溢れる空間に、地に足の着いた、軸のぶれなさそうな安心感があり、 元気なときに、安心してちょっと立ち寄るのに良さそうなカフエです。 ご飯が美味しいらしいので、いつかランチに行ってみたいと思います。 そこで、私は秋田先生に様々教えを請うたわけですが、 話題は自然、私と先生を引き合わせてくれたナガオカさんの話に移ります。 (引き合わせたと言っても、ナガオカさんが日記で”whiteboard"を紹介し、それがきっかけで私が「秋田道夫」という存在を知るようになったというだけのことなのですが) 私は、「ナガオカさんは時間を経たプラスチックの”味”を発見した人だ」と主張しました。 もちろん、ナガオカさん以前にも古いプラスチックを”いい”と感じる人はたくさんいたでしょう。 しかし、それを「D&Department」という空間を作り、運営し、プレゼンテーションし続けているのは ナガオカさんが初めてだと思うのです。 柳宗悦が民芸の美を発見した。 岡本太郎が縄文の美を発見した。 芭蕉が山道に咲くすみれを発見した。 そんな系譜にナガオカさんはいるのだと、私は思っています。
by antliondiary
| 2006-06-26 17:46
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